こんにちは。娘がキンダーガーデンに入学してもうすぐ1年目が終了しようとしています。
時の流れが速すぎてビックリ。この前まで赤ちゃんだったのにね。
今回は数少ない読者(知り合い)からの要望で、入学前の学校選びの段階で我が家が注目した情報をまとめてみました!
これから「お子さんを英語系の学校に入れたいな」と思っている人々のお役に立てると嬉しいです。
夫は国内大手インターナショナルスクール卒業生
二人でこんなに注目して選んだよ!
それでは行ってみよう!
インターナショナルスクールとは
まず一番引っ掛かるところ。
インターナショナルスクールって何?
ですよね。
なんとなく知っているのは「英語で授業するところ」という事だと思います。
現在、様々なインターナショナルスクールと名乗る学校が日本に有りますが、その多くが謎に包まれているので、このブログではざっくり分けさせていただきます。
- バイリンガルスクール
- 大手インターナショナルスクール
- 小規模インターナショナルスクール(文科省が認める国際団体の認可有り・無し)
今回はこの3つの幼稚園に分けて書いてみようかなと思います。
ちなみにムッスメは2歳の年の9月に入学(年少少)
小規模インターナショナルスクール文科省の認可は入学当時無し→入学後認可を取得した学校に通っています。
もちろんこの例外も有ると思いますが、そこは私の知識外なので申し訳ございません存じ上げずですー。
バイリンガルスクール
まずは気になったバイリンガルと名の付く幼稚園。
近所に有名どころが2校あったので0歳の時から気にしていたのですが、バイリンガル学校ってバイリンガルになれる学校ではないんですよね。
バイリンガル環境が整っている学校。
学校に英語の先生が数名居るので英語と日本語が飛び交ってるよ!
授業も両方でやるよ!
私達が実際に見学に行った2校で色々と質問をぶつけてみたのですが、卒業時は英語がネイティブレベルで喋れるようになるのか聞いてみたところどちらも
「学校だけの授業だと難しい」
という返答でした。
以下、聞いた質問で印象に残ったものをメモしておきます。
- 園の卒業後の入学先は主にインターが多いですか?
-
卒業生にはインターナショナルスクールに入学された子供も数名居ますが、インターに入学した子は学校外でお受験対策をされていました。こちらだけの授業だと受験対策をしていないのでインターナショナルスクールに限らず私立や国立の日本の小学校を受験する場合でも塾などが必要になると思います。
- 在学中に英検を取得されているお子さんもいるようですが、これは学校の授業だけで持ち上げた学力なのでしょうか?
-
学校の授業だけでは取得は難しいと思います。取得されたお子様は学校外でも英語の勉強をされていました。しかし本校は英語の授業だけでなく体を動かす事や他への学びにも力を注いでいます。協調性や同調性を学ぶためにも良い環境は整っています。
実際に公園へ遊びに来ている学校の子供たちを見ているとほとんどの子供が日本語で会話しており、一部の子供たちが小さなグループ(2、3人)となり英語で会話をしている。
英語以外にもプログラムが有るので、いろいろ学べるのはとても素敵な学校だと思いましたが、我が家が注目した点は
「学校にいる間はどっぷり英語環境が良い」
「できれば多国籍の人間が集まる環境に入れたい」
でしたのでバイリンガル幼稚園はすこし違うかなと思いました。
- 子供のうちに英語に慣れさせたい
- 小学校からは日本の学校を考えている(小受など)
- 両親ともに英語が苦手で日本語が喋れる先生がいてほしい
- 他とは少し変わった校風や学びを子供に提供したい
- 他国語源の家庭なので日本語を覚えさせたい
という考えのご家庭は向いているかなと思います。
大手インターナショナルスクール
多分「インターナショナルスクールに入学を!」と考えている親御さんが一番最初にネットで検索する学校かと思います。
大きな敷地に設備が豊富。
おおよその学校が幼稚園から高校までの授業を行っていて、授業はもちろん生活の全てが英語で行われています。
うちの主人は日本でいう小学1年生の時に日本へ帰国し、そこから大手インターで高校卒業まで過ごしました。
なので日本語より英語が母国語です。
授業内容は海外のプログラムを採用しているので飛び級有り。
小学1年生からパソコンの授業が普通にあったり高学年になると数学では電卓を使用したり、校内では普通にハグが挨拶だったりと敷地に一歩入ったら学校内が異国文化です。
なので保守的?な親御さんには結構ビックリする事が多く、夫が在学中は日本人の保護者から
「学校内では派手な髪型や服装はNGにして」
などの(実際はもっとたくさん)ご意見があったそうですが、全然無視されます。
制服が有る学校やキリスト教系の学校は少し校則が厳しいようですが…
基本髪型や髪の色は自由!
制服が無ければ服装もほぼ自由!
教員もタトゥーが入っていたり派手な見た目の人も居らっしゃるので「ここは海外」と割り切れないとモヤモヤしてしまう事も。
そしてお子さんは語学の取得はもちろん、思考も海外よりに育ちます。
それを良いと取るか悪いと取るかはご家庭の方針によると思うので「英語を学ばせたい」でも「将来は日本の学校に編入したい」というご家庭には少し不向きかもしれません。
実際、夫のお友達はしっかりしているけど
考え方は宇宙人!面白い!
- 海外から仕事で来日した外国籍のご家庭
- 将来海外へ赴任予定のご家庭
- 日本へ帰国後の進路
として選ばれる事が多いので、日本の教育は無視できる親御さん向けかと思います。
インターナショナル幼稚園選び
我が家はたくさん話し合った結果、インターナショナルスクール経験のある夫の意見を取り入れ
キンダーガーデンクラスのある学校に
幼稚園から入れちゃおう!
と思ったのですが、夫の母校は2歳3歳からのキンダークラスが無い。
しかもめちゃくちゃ高額な授業料なので財源も厳しい!
5歳から始まるクラスはあるが、ちょっと遠くて送迎バスも無いから自家用車での送迎必須。
いや!毎日無理!
なので通える範囲の「プリスクール」や「キンダーガーデン」と名乗っているところを片っ端からリサーチ開始。
良さげな学校をピックアップして娘が0歳の頃からたくさんの学校に見学に行きました。
(気持ち早すぎ)
小規模インターナショナルスクール 注目した点
小規模の幼稚園には大まかに2種類分けられます。
「国際的な評価団体からの認可が有る」
「上記の認可が無い」
このカテゴリーから攻略していきましょう
認可校とは
詳しくは文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111314/006.htm にも記載していますが、
国際的な評価団体(「WASC」、「CIS」、「ACSI」、「NEASC」)の認定を受けた教育施設のことを意味します。
まぁ幼稚園は義務教育ではないので資格とかは無いのですが、幼稚園からそのまま小学校~中学、高校卒業までお世話になるかも…という場合はちょっと気になるところ。
娘が通う学校は、入学当初は無認可でしたが最近こちらの団体の認可を得て認可校となり、色々な変化が有りました。
- 公共交通機関に学割が適応される
- 住んでいる地域によっては色々な助成金の対象となる
- グループコミュニティに参加できるので他校との交流が増える
- 教育資金贈与の対象校となる
- 日本式の大学入学時に必要条件となっているらしい(2022年現在)
一番大きかったのはやはり居住地域の助成金の対象になったことです。
特殊校なので助成金はもらえないと諦めていましたが、何かとお金のかかる子育て世代には少しでもいただける事は本当にありがたいです。
遠くから通っているお子さんは定期代が学割で購入できるのも助かるよね。
大学入試などは年々インター校からの受け入れ態勢が変化しているので、娘が大学入学時どのようになっているか謎すぎるのでざっくり頭に入れておく程度にしています。
無認可校とは
上記の国際的な評価団体のどれにも加入していないのがいわゆる無認可校。
幼稚園(キンダーガーデンクラス)の場合「幼稚園無償化の対象になるか」などお住まいの地域の役所へどのような形で学校登録されているかで補助金の対象の有無が変わってきます。
ちなみに娘ちゃんがキンダーへ入学したときは無認可校でしたので、居住地域の役所にこの件を問い合わせたところ無認可幼稚園としての扱いになるため無償化の対象にはなりませんでした。
しかし助成金はもらえないものの、カリキュラムがしっかりしていたので我が家は入学を決意しました。
小規模インター(キンダーガーデン)は無認可校が多いので気にしすぎないようにしました。
小規模校のカリキュラムについて
私は今の学校を選ぶにあたりよく口にしていた言葉が
カリキュラムが良かった!
なのですが、日本の教育しか受けていないのに(しかも英語喋れないのにw)なぜカリキュラムが良かったと判断できたのか、よく疑問に思われました。
(そりゃそうだ)
このカリキュラムとは何ぞや?
という事にスポットを当ててみましょう!
国際カリキュラムについて
認可校でも無認可校でも、インターナショナルスクールの小学校・中学校・高校を卒業しても日本の学校ではないのでいわゆる卒業資格は得られないんですよね。
そこで大切になるのがカリキュラムは何か。
日本では国際バカロレア(IB)が有名ですが幼稚園を卒業後も小・中高とインターナショナルスクールに通う予定の場合は、何の国際カリキュラムを採用しているかがポイントになると思います。
例えばカリキュラムが国際バカロレア(IB)の場合、小学生レベルの「PYP」、中学生レベルの「MYP」、高校生レベルの「DP」というIB資格があり、在学中にPYPやMYP、大学入試の為のDPを履修すると日本や海外での受験評価につながります。
他にも「IGCSE(GCSE)(イギリス)」、「A Level(イギリス)」、「CBSE(インド)」、「SAT(アメリカ)」など各国の学位認定制度があり、こういった資格の勉強を在学中にできるのは良いカリキュラムだなと我が家では判断材料になりました。
日本の卒業資格は無視しちゃって海外の資格を取っちゃうという事です。
最近では日本の中学・高校や大学でも国際資格を認める国際校が増えてきた為、国際資格を在学中に履修しておけば将来的に日本の高校や大学に行きたくなった場合でも「帰国子女枠」「国際生徒枠」など一般とは違う枠で受験できる場合があります。
現在この制度は毎年のようにコロコロと変わっているので、娘ちゃんが中・高校生になった時どうなっているかは分かりませんが…
我が家は娘が「日本の学校に行きたい」と言わない限りはインター校に通わせたいと思っているので、末永くお付き合いできるようカリキュラムを大切に選びました。
そんなことで、無事入学を果たし毎日楽しそうに学校へ通っている娘ちゃん。
もうすぐ通学して1年が経とうとしています。素晴らしい✨
次回はキンダーガーデンに通って1年目に分かったメリット・デメリットなどを書いてみようかな。
では長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました!